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君は夢を持っているか。

こんにちは。

今日は昔の会社案内の記事がすごく熱いので、記事にしてみました。
これを見て、営業マンの心意気を少しでも掴んでいただけたら!と思っております。


気持ちだけはトップセールスマン!

「んまいどおっ、ヤマガタヤ産業です」

今日も朝からごはんをおなかいっぱい食べて得意先に商品を運ぶ。
元気だけは誰にも負けない。
配送・商品管理・生産部門のうち僕は配送に入社当時配置された。
学生時代柔道をやり、夕方のバイトもした。
体力には自信があったがやはり消費するカロリーも多い。
この配送時代にはごはんが毎日大変おいしく食べられた。

 木材のあつかい方もテコの応用で行えば、わずかな力ですむということもわかった。
またその頃になると自然と木の種類も覚わってきた。
手にヤニがべたつく白木はエゾ、独特の臭いがしてやたらクソ重いのは南洋材のアピトン、というように。
 その後、希望者は営業に配置換えされる。
まず新品のブレザー、自分の名前だけが光輝く肩書きのない、インクの臭いが真新しい名刺、そして自分専用の机が与えられ、気持ちだけはトップ・セールスマンに浸れる。
まるで小学生に上がる新一年生のように、喜びと不安とが胸を押し寄せてくる。
しかし覚えることは入社時よりもさらに増える。
商品の単価とその特性、家の構造、そして人並の話術。
自分は無口とまではいかないが、言葉少なく行動で接するタイプと自負していた。

根気と熱意と誠実さがセールスの極意

最初は先輩からもらった得意先を訪問するのだが、話題がないから1回5分ぐらいの話しかできない。
ましてや初対面赤面症で訪問した会社から早く逃げ出したいばかり。
それでも他に行く所がないので毎日通う。
そしてあたりまえといえばあたりまえだが、初対面の人が初対面でなくなってしまい、知らない内にプライベートなことまで話してしまうようになる。
そして自分の心の中で一人の人間を克服した自信が芽生え、根気と熱意と誠実さがセールスの極意だと悟る。

社長になってやろう!

このような駆け出しにも一か月百万円の売上目標がかかった。
当時の僕には大変な金額に思えた。
同期に営業に入った者はどんどん実績を作っていく。
自分1人取り残されていくような気がした。
1年前学生時代の寿司屋のバイト先で知り合ったA建設の社長の顔がふと思い浮かんだ。
思いきってベテランセールスマンにしかできないはずの新規開拓を決意。
先方は僕のことを覚えていてくれ、自分に頼ってきてくれたことを喜び、そしてその月、どかーんと5百万円の商品を買ってくれたのである。
運が良かった。
それが起爆剤となり新規開拓に走ってきたこの7年である。

 6年目で係長に昇進し、寂しかった名刺に肩書きがついた。
その間、特急の勢いでスランプにも陥り、またはい上がってきたが、商売の面白味も苦しさもわかった。
そしてまだまだ上にある階段を1歩ずつ昇り、最後に目指すは1国1城の主。
しかし今の階段では身の程知らずの夢というより野望に近いだろう。
それを実現するにも気の遠くなるほどの試練が待ち受けているだろう。
だがこの世界は一生サラリーマンでいようとするのんびりした気持ちでは通じ得ない。
「自分が実力をつけ独立して社長になってやろうぐらいの気迫と勤勉さが必要だ。」

みんな社長になるつもりで入って来い。


昔の会社案内に掲載されている内容なので、今の体制と少し違うところはありますが、熱意は変わりません!

この文章を書いた当時の森係長は、その後執行役員 本店店長にまで就任しました!
ぜひ、夢を持ってきてください!